« キャンプで使った「PowerShot G9」と「WP-DC21」雑感 | トップページ | 今日のBlog/掲示板への投稿 »

2008年8月17日 (日)

普通の人間が描かれている『ジョゼと虎と魚たち』

夏休みになって時間を確保できたので、前から気になっていた映画『ジョゼと虎と魚たち』を見た。見てよかった。

人間ってものは善人と悪人に二分できるようなものでなく、良い心、悪い心、純粋な気持ち、いやらしい計算といったさまざまなベクトルの要素が、タマネギのように重なってできている。そうしたことをうまく表現した映画だと思う。

映画にしてもドラマにしても、分かりやすい駄作が多すぎる。どこまで切っても同じ性格しか出てこない金太郎飴的だったり、善と悪の両面しか描かれないコイン的だったり。そんな非現実的な世界の話はつまらないし、心に響かない。

ジョゼ、恒夫、香苗、幸治、祖母はみんな生身の人間だった。僕はどれも好きになれなそう。でも、間違いなく近くにいる。

『ジョゼ……』の原作者は田辺聖子。僕は『ラーメン煮えたもご存じない』(だったかな)といった彼女の馬鹿笑い系エッセイしか読んだことがなかった。そんなことじゃ駄目だ。

|

« キャンプで使った「PowerShot G9」と「WP-DC21」雑感 | トップページ | 今日のBlog/掲示板への投稿 »

コメント

『ジョゼ……』の映画は観ていませんが、本は読みました。田辺聖子は官能的です。でも(だから?)好きです。「映画も良かったよ」と次男も言っていたので、観てみますね。

投稿: Jenny | 2008年8月17日 (日) 12時27分

佐藤信彦です。

昨日は用事やギターの練習をしながらだったので、今日はきちんとテレビの前に座り、ヘッドフォンで集中して見ました。素晴らしく切ない話です。

僕はJennyさんと逆に原作を読んでみます。筋や結末は映画と違うらしいけれど、よい話のようなので楽しみ。あと、映画の中に登場するサガンの「一年ののち」と「すばらしい雲」も探してみなきゃ。

WOWOWで放送されたものを録画してあるから、DVDに焼いてJennyさんに渡したい、と思いつつ、機械の調子が悪くて焼くことができません。残念です。

投稿: 佐藤信彦 | 2008年8月17日 (日) 15時22分

息子に聞かないとわからないのですが、録画したものがたぶんウチにもあると思います。ありがとうございます。そう、たしか結末が違うそうですね。楽しみが増えました。

投稿: Jenny | 2008年8月17日 (日) 22時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/107532/42190733

この記事へのトラックバック一覧です: 普通の人間が描かれている『ジョゼと虎と魚たち』:

» 男は覚悟して見ろ『ジョゼと虎と魚たち』 [ギターのある生活]
1回目は用事やギターの練習をしながらだったので、改めてテレビの前に座り、ヘッドフォンで集中して見た。『ジョゼと虎と魚たち』は素晴らしく切ない話だった。人によって [続きを読む]

受信: 2008年8月20日 (水) 18時32分

« キャンプで使った「PowerShot G9」と「WP-DC21」雑感 | トップページ | 今日のBlog/掲示板への投稿 »