2008年8月20日 (水)

男は覚悟して見ろ『ジョゼと虎と魚たち』

1回目は用事やギターの練習をしながらだったので、改めてテレビの前に座り、ヘッドフォンで集中して見た。『ジョゼと虎と魚たち』は素晴らしく切ない話だった。人によっては、覚悟して見ないと駄目だ。僕はもろにやられた。男向けの映画だ。

恋愛関係に落ちる瞬間の、懐かく愛おしい感覚がよみがえる。ただし、優しい思い出だけでなく、置き去りにしたかったものまで直視しなければならない。グツグツ煮込んだ鍋の底に沈ませ、すっかり忘れた気になっていた不快な断片がアクのように浮かび上がり、それを集めてすくったものをわざわざ見せられてしまう。翌日から仕事再開、という夜だったのに、なかなか寝付けなくて困った。

強い思いがどうしても消えないので、DVDやら原作サウンド・トラックを購入。絶版らしく入手困難と覚悟していたサガンの『一年ののち』と『すばらしい雲』も、意外とあっさり手に入った。

初回限定DVDにしか付いていないと思っていた監督と主演2人のコメンタリー副音声が選べるものだったので、ついもう1回見てしまった。賛否両論あるコメンタリー版だけど、僕は悪くないと感じた。

Josee, the Tiger and the Fish

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2008年8月17日 (日)

普通の人間が描かれている『ジョゼと虎と魚たち』

夏休みになって時間を確保できたので、前から気になっていた映画『ジョゼと虎と魚たち』を見た。見てよかった。

人間ってものは善人と悪人に二分できるようなものでなく、良い心、悪い心、純粋な気持ち、いやらしい計算といったさまざまなベクトルの要素が、タマネギのように重なってできている。そうしたことをうまく表現した映画だと思う。

映画にしてもドラマにしても、分かりやすい駄作が多すぎる。どこまで切っても同じ性格しか出てこない金太郎飴的だったり、善と悪の両面しか描かれないコイン的だったり。そんな非現実的な世界の話はつまらないし、心に響かない。

ジョゼ、恒夫、香苗、幸治、祖母はみんな生身の人間だった。僕はどれも好きになれなそう。でも、間違いなく近くにいる。

『ジョゼ……』の原作者は田辺聖子。僕は『ラーメン煮えたもご存じない』(だったかな)といった彼女の馬鹿笑い系エッセイしか読んだことがなかった。そんなことじゃ駄目だ。

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2007年11月16日 (金)

なんと中尾幸世を逃してしまった

四季~ユートピアノ~」出演で知る人ぞ知る中尾幸世。彼女の朗読会「ピアノが紡ぐ物語I」があるというのに、自ら企画した宴会のせいで行けない。しかも、会場はあのピアノ調律センター。何というタイミングでしょう。

うーん、次はあるのだろうか。

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2007年1月12日 (金)

「四季~ユートピア~」の「ピアノ調律センター」を発見

以前勤めていた会社の同僚から、忘年会に誘われました。そういうのって、嬉しいよね。自由が丘の飲み屋ということで、近所の楽器屋でも覗こうとGoogleマップをいじっていたら、田園調布の近くに「ピアノ調律センター」とあるじゃん。え? これって、「四季~ユートピア~」で榮子が宮さんを紹介してもらったところ? 慌てて調べたところ、みごとビンゴ! 見つけちゃいました。

忘年会に行く途中にあるようなもんだから是非見に行こうと思ったけど、Webサイトによると最近改装だか建て直しだかしたそうで、昔の面影はないみたい。残念でした。

ちなみに、四季~ユートピアのなかで榮子に宮さんを紹介したのが、ピアノ調律センターの現社長。宮さん(宇都宮信一)はそのお父さんで、調律界の超有名人だったらしい。いろいろ調べるうちに、その宮さんの書いた本「宮さんのピアノ調律史―ピアノ調律一筋に歩んだ70年間の記」に行き当たりました。なかなか面白いらしいし、あのドラマ絡みの話も出てくるとのこと。

アマゾンで探したらあっさり見つかり、在庫もあったから安心していたのに、先ほどチェックしたら在庫切れです。うーん、困った。

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佐々木昭一郎作品の再々放送がスタート

やっぱり反響が大きかったのでしょう。佐々木昭一郎作品の再々放送がCSの「日本映画専門チャンネル」で始まりました。毎週水曜の深夜に16作品を年代順に放送するそうです。すでに「マザー」と「さすらい」は放送済みで、いよいよ来週から「夢の島少女」や「四季~ユートピアノ~」あたりになります。見逃さないようにね。

実は「パラダイス オブ パラダイス~母の声~」の録画に失敗していたから、放送し直してくれて助かりました。CSのWebサイトに掲載されている放送スケジュールは2月までで、3月の放送される「パラダイス……」の詳しい日程は分かりません。はっきりしたら、備忘録としてここに書くことにします。

ところで、再々放送の情報はmixiのとあるコミュニティで見つけました。でも、「RESPECT 佐々木昭一郎 最終放送」にもあるので、そちらにトラックバックを送っておきます。

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2006年11月24日 (金)

「夢の島少女」と「四季~ユートピアノ~」の挿入曲

「夢の島少女」の挿入曲が耳について離れなくなってしまい、入手せざるを得なくなりました。聴いたことのある曲もいくつかあるものの、タイトルが分からないので「微音空間」の「TVドラマ」を参考に、ついでに「四季~ユートピアノ~」の挿入曲もまとめて調査。

とりあえず分かったところで、似た雰囲気の作品をiTunes Storeで探してダウンロード購入。目的の曲が1曲単位の場合は、iTunes Storeで買うのが便利でよいですね(ただし以下のリンクは、諸事情あってアマゾンを指しています)。

「夢の島少女」の挿入曲

Johann Pachelbel作曲の「Canon & Gigue in D Major Canon」。僕がダウンロードしたのは、近藤嘉宏 / 「アダージョ・カラヤン」へのオマージュのなかに入っている1曲です。

「四季~ユートピアノ~」の挿入曲

マーラーの「交響曲第四番ト長調」のうち、「第一楽章第二主題、第四楽章のソプラノの主題」だそうです。ダウンロードしたのはAtlanta Symphony Orchestraの作品でしたが、アマゾンにはなかったので、マーラー:交響曲第4番あたりでどうでしょう。

Johann Sebastian Bachの「主よ人の望みの喜びよ」。天使の祭典に入っていたものをダウンロードしました。

Johann Strauss IIの超有名曲「美しき青きドナウ」。これまたダウンロードしたものとは違うけど、お手軽な100曲クラシック=ベストが10枚3000円=をどうぞ。

そしてScott Joplinのこれまた有名な「The Entertainer」。Alexander PeskanovのScott Joplin: Piano Ragsをダウンロードしました。

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「四季~ユートピアノ~」の激しさ、「夢の島少女」にこびりつく生と死の匂い

友人に録画してもらった佐々木昭一郎の作品を、少しずつ見ている。何かをするついでに見るということをしたくないし、中断することなく一気に1本を見たいから、なかなか進まない。

手始めに見たのは「四季~ユートピアノ~」。こんなに激しさを秘めていたんだと、改めて驚いた。10代なかばに初めて見たときも当然大きな衝撃を受けたものの、表面的な映像の透明感や空気感にばかり注目していた。もちろん、当時も激しさを無意識に感じていたからこそ強烈な印象が残ったのだろう。でも、根底に流れる激しさに気付いてはいなかった。

それに比べると、川シリーズはあくまでも優しいドラマ。見る価値のあるドラマであることは間違いない。けれども、「四季~ユートピアノ~」や「夢の島少女」の凄まじさにはとても及ばない。

で、問題の「夢の島少女」は、つくづく「出会ったのが感受性の強い10代じゃなく今でよかった」と思うほどショックを受けた。影響を受けやすい年頃に見ていたら、映像の世界を志望してしまったかもしれない。僕のような凡人がそんなことをしていたら、危ないところだった。

「四季~ユートピアノ~」同様、とりあえずのストーリーはあるにはあるが、そんなものは本質じゃない(嫁さんに見ることを勧めたときに「どんな話?」と聞かれて説明に困った。ストーリーを誰かに話しても意味などないから)。断片的な現実と記憶、夢の映像が交錯して、生と死を突きつけてくる。佐々木昭一郎を「映像の詩人」と称するしかない、ってことが実感できた。

強烈な映像があるわけでもないのに、いくつものシーンが目に焼き付いて消えない。こんな映画やドラマってそうはないはず(僕の見たなかでは『バグダッド・カフェ』の映像感に近いかなぁ)。映像分野を志すのなら、間違いなく絶対に見ておかないといけない作品だぞ。

おまけで放送された佐々木昭一郎のインタビューを見て、ドキュメンタリーのように感じる理由も納得した。いやー、天才ですわ。

実は今回、友人に6作品しか録画してもらわなかった。残り10作品も見なきゃ駄目だ、ということで、12月の再放送を逃さないようにしよう。

具体的な放送日時は「微音空間」の「『RESPECT 佐々木昭一郎』再放送予定」に掲載されています。こちらのサイトでは、各ドラマの挿入曲を調べさせてもらうなど、いろいろお世話になりました。感謝しています。挿入曲については、また後日。

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2006年5月19日 (金)

佐々木昭一郎ドラマ一挙放送、何としても「四季~ユートピアノ~」を見たい

6月にCSの「日本映画専門チャンネル」で、佐々木昭一郎の制作したドラマを一挙に放送するというとんでもない企画があります。うーん、見たいけど家ではCSを契約していない。何とか録画できる友達を探さないと。

全部は無理でも、最低限「四季~ユートピアノ~」と川シリーズ3作、「夢の島少女」は押さえたい。どれも中尾幸世だ(^^;)

日本映画専門チャンネル
RESPECT 佐々木昭一郎

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